泌尿器科

腹腔鏡下前立腺全摘

早期前立腺癌に対する根治手術です。骨盤内の深部に存在し、周囲を血管と神経に囲まれた前立腺に対し、病状に合わせた神経温存手術や、尿道膀胱吻合における確実な縫合操作が可能となり、術後の勃起能や尿失禁などの機能温存に努めます。

2023年10月よりロボット支援手術へ移行します。

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腹腔鏡下膀胱全摘除術＋尿路変更（回腸導管／回腸新膀胱／尿管皮膚ろう）

局所進行膀胱がんに対する根治手術です。従来の開腹手術で手術創も出血量も大きく、侵襲の大きい手術の代表ですが、3D/4K腹腔鏡手術により、出血の少ない低侵襲な手術が可能です。尿路変更の種類にはそれぞれ利点／欠点があり、病状により選択が限られる場合があるため、手術前によくご説明し相談いたします。

腹腔鏡下腎摘出術

早期腎がん／腎盂がん／尿管がんにたいする根治手術です。太い動脈・静脈により血流が豊富な腎臓に対し、4K拡大視野により血管を確実に処理することが可能になります。腎がんは腫瘍の大きさや場所により、正常な腎を温存する部分切除も選択肢になります。

腹腔鏡下腎部分切除術

小径腎がんに対する根治手術です。血流が豊富な腎臓を一時的に阻血し、腫瘍のみを切除し縫合します。3D内視鏡下により確実な切除・縫合操作が可能となります。

腹腔鏡下腎盂形成

腎盂尿管移行部狭窄症に対する根治手術です。先天性変化、異常血管や炎症など様々な原因により狭窄した腎盂尿管移行部を切除し、尿管径を広げて腎盂に縫合します。難度が高い手術ですが、3D拡大視野により繊細な形成・縫合処理が可能となります。

そのほか

副腎摘除（副腎腫瘍）、尿膜管摘除（尿膜管遺残）、精索静脈瘤結紮術（精索静脈瘤）、後腹膜腫瘍摘除（後腹膜腫瘍）などを行っています。